喫茶竹の熊には屋根のある半屋外の板の間席と室内席があり、来店客は自ら料理を運び好きな席で食べることができる。ただし前者の板の間席へは回廊と高低差のある石段を渡る必要があり、客が安定して料理を運ぶための盆をつくる必要があった。この盆は手に持った際に安定するよう丸い形状で設計し、食器が滑らないように堅い木目だけを浮き出させるうづくり仕上げとしている。また素材にはこの地域の神社に植えられていた樹齢250年を超える希少な小国杉を使い、贅沢にも一枚板でつくられた。この地で製材所を営むクライアントだからこそ実現出来た、江戸時代からはじまった小国杉の歴史が詰まった一枚だ。


[クリエイティブディレクション・デザイン]長尾美術 [制作]株式会社フォレック

写真3枚目提供=穴見春樹


喫茶竹の熊には屋根のある半屋外の板の間席と室内席があり、来店客は自ら料理を運び好きな席で食べることができる。ただし前者の板の間席へは回廊と高低差のある石段を渡る必要があり、客が安定して料理を運ぶための盆をつくる必要があった。この盆は手に持った際に安定するよう丸い形状で設計し、食器が滑らないように堅い木目だけを浮き出させるうづくり仕上げとしている。また素材にはこの地域の神社に植えられていた樹齢250年を超える希少な小国杉を使い、贅沢にも一枚板でつくられた。この地で製材所を営むクライアントだからこそ実現出来た、江戸時代からはじまった小国杉の歴史が詰まった一枚だ。


[クリエイティブディレクション・デザイン]長尾美術 [制作]株式会社フォレック


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